PIC32MX Harmonyを始めてみる。(続き)

PIC32MX用をHarmonyでとりあえず試してみる。
ということで,回路を作成。コードはHarmonyの
サンプルコード参考にPIC32MX250F128B用に焼き直し。
SDカード,USB,UARTあたりを試してみたいので,ブレッドボードで繋ぐ。
SDカードは秋月のSD-DIP Moduleをそのまま使用。

回路図

まずは,Harmony Clock Diagramを編集。

回路図に書いた通り,12M Xtalを想定している為,

12M Xtal発振器を選択し,USBに48M,SYSCLKにも48Mを供給。黄色四角を参照。
サンプルコードによってはUSB未使用,SYSCLK=40Mの設定を使用している場合もあり。

Clock Diagram
次に,Harmony Pin Settingsを編集。LEDの繋がっているRB14をDigital OUTに。
RB13もDigitalにしてもよいが,RB14しか使う予定がなかったので,
この例ではRB14のみDigital OUT。黄色四角を参照。

Pin Settings

ここからは harmonyv1_06_02apps のサンプルコードを
PIC32MX250F128B用に移植した内容。
 参照したサンプルコード ⇒ 移植後のコード PIC32MX_testProj_(xxx)
で記載した。

ファイルはこちら。

  • Timer

appsexamplesperipheraloc ⇒ PIC32MX_testProj_timer
OC1からPWM出力を得るサンプル。Port,Timer,割り込み,PWM等,
基本的な内容が盛り込まれている。

  • USB

appsusbdevicecdc_com_port_single ⇒ PIC32MX_testProj_com_single.lzh
 appsusbdevicecdc_com_port_dual ⇒ PIC32MX_testProj_com_dual.lzh
USB-COM Single/Dualのサンプルコード。
FTDIの代わりに使えそうな,応用範囲の広いサンプル。

 appsusbdevicehid_basic ⇒ PIC32MX_testProj_hid.lzh
HIDデバイスのサンプルプログラム。付属のGenericHIDSimpleDemo.exeで通信できる。
動作確認はしていないが,ほかにもjoystick, keyboard, mouseなんかもそろっている模様。

  • Uart

appsdriverusartusart_echo ⇒ PIC32MX_testProj_uart.lzh
 appsexamplessystemdebug_uart ⇒ PIC32MX_testProj_debug_uart.lzh
Uartを使ったサンプルプログラム。
debug_uartの方は”SYS_MESSAGE”,”SYS_PRINT”等のデバッグ用ライブラリの紹介。
何かと重宝しそう。

  • SD-card

appsfssdcard_fat_single_disk ⇒ PIC32MX_testProj_sd_fat.lzh
FATフォーマットのSDカード内の
“FILE_TOO_LONG_NAME_EXAMPLE_123.JPG”という名前のファイルを
“Dir”ディレクトリにコピーするというサンプル。SDカードを手軽に使える。

Harmonyを使用しても一通りのコーディングができそうな感触を得た。
慣れれば便利かもしれない。特にUSB関係はサンプルも充実しているので
一から組むよりは時短になりそう。
ほかにもBluetooth,TCPIP,Audioなど興味深いサンプルも用意されている。

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