ブレーキオーバーホール

ER34もいつの間にか18年目に突入しました。その間、ブレーキのオーバーホールを一度も行わず、パッド交換だけで済ませてきました。その結果、ローターはガタガタ、ピストンの動きも渋くなり、ブレーキフィーリングが極端に悪化。いよいよ限界を迎えました。

というわけでブレーキのオーバーホールを実施。行きつけの車屋さんで、雑談を交えながらの作業です。作業自体は難しくありませんが、やはりピストンの抜き取りには大苦戦。幸いサビは出ていませんでしたが、固着気味でフィーリングが悪かった理由がよくわかりました。

ただし部品調達にミスがあり、今回交換できたのはオーバーホールキット、ブレーキホース、ブリーダプラグのみ。すべて純正部品です。ローターとパッドは後日交換予定としました。

以下、備忘録として写真を残しておきます。

キャリパー取り外し。外す前にエアーでピストンを動かしておくと楽。
車両から外して両方のピストンを同時に抜く。ここが一番面倒。
徹底洗浄。オーバーホール時しかここまでできない。
ピカピカ。自己満足の世界。
部品を並べ、シリコングリスで組み付け準備。
付属のグリスは使用せず、信頼できるものを使用。
ブーツ内側もシリコングリスでグリスアップ。
組み上げ。難しい作業ではない。
ブレーキホースも交換。街乗りメインなので純正を選択。
フロントキャリパの写真はこの一枚だけ。

この後フルード交換とエア抜きを実施し、最後に洗車。ブレーキフルードは塗膜を傷めるため丁寧に除去しました。作業開始から16時間、まさかの徹夜になりましたが、ブレーキフィーリングは劇的に改善。軽いタッチでも効き、踏み込めばしっかり制動する感覚は新車時のようでした。

その後しばらく走行すると、ローターの当たりも改善し、リアブレーキの効きが戻ってブレーキバランスも良好に。年数の経過した車両はブレーキが確実に疲れているので、オーバーホールを強くおすすめします。

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