電装系の不具合があると思われる車のデバッグ用として、バッテリ電圧のLoggerを作成しました。
シガーライターから12Vを給電し、その電圧をSDカードに書き出すだけのシンプルな仕様です。
ESP32を搭載したこちらのボードにSDカードを取り付け、OTAでF/Wを書き込めば完成です。このボードはDiode、バリスタ、ヒューズ、3.3Vレギュレータなどを備えており車載利用が可能なため、設計を簡単にする目的で流用しました。
結線図
このボードにはSDカードインターフェイスがないため、GPIOに直接UEW配線を行う必要があります。電圧モニタ用の配線には100kと22kでATTを組んでいます。
ESP32 プログラム
プログラムはGitにアップロード済みです。
GitHub - gproducts/arduino_sample_datalogger_ota
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電圧Logging周期は100msです。ADCは5msでサンプリングし、その値を10回Averageしたものを変換し続けています。
コードにコメントを記載してあるので、参考にしながら必要な仕様に変更してください。
以下はLoggingした一例です。R34(緑)、R35(橙)ですが、旧車のR34は電圧変動が激しく各所インピーダンスが上がっていることが疑われます。比較的新しいR35は12Vの変化が少ないことが確認できます。
このLoggerが皆さまのお役に立てば幸いです。



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