前回、マーチのスピーカを修理したところ欲が出て、音楽をFMトランスミッタではなくAUXで接続したくなりました。というわけで、AUX機能を自作で追加することにしました。日産純正デッキの多くにはDIN-8PINコネクタが付いており、AUX接続キットを取り付けられます。純正品は購入せず、自作します。
ネット上の事例を拝見すると、自作時に次のような課題があるようです(純正品では発生しません)。
- AUX入力時のオーディオレベルが小さいこと。
- 一度AUXモードに入ると他のモードに戻れず、電源強制OFFになることがあること。
- AUXモードへ入るための外部スイッチが必要なこと。
どうせ作るならということで、以下の方針で課題を解決しました。
- Audio Line Amp を追加してレベルを適正化します。
- AVRでデッキの状態を監視・制御します。
- デッキの電源ボタンを2回押すとAUXモードに入る仕様にします。
回路図は こちら です。制御は pin1.AUX_ON と pin2.RADIO_ON を使用します(Vl=0V、Vh=12V)。
<AUXモードに入る場合>
- PWRボタンを押すと RADIO_ON が Vh→Vl に変化(デッキOFF)。
- 再度PWRボタンで RADIO_ON が Vl→Vh に変化。
- 上記 2 の変化(Vl→Vh)をトリガにAUXモードへ移行。
- AUX_ON=Vh を印加。
- RADIO_ON は Vh→Vl に変化。
<AUXモードから他モードへ戻る場合>
- AUX_ON中にラジオまたはCDボタンを押すと RADIO_ON が Vl→Vh に変化。
- RADIO_ON=Vh の期間中に AUX_ON を Vl に落とします(タイムアウトは未確認)。
プログラムは即席で作成したため荒いですが、main関数のみ置いておきます。また、状態はEEPROMに保存するため、IGN-ON時に前回状態を保持します。常時電源は使用しないのでバッテリー上がりの心配はありません。回路図中のVR100kはセンターでちょうど良い音量でしたので、27dB程度の固定ゲインでも良さそうです(ソース側のボリューム次第)。確認機器は Gorilla と iPod nano 6th です。
※注意※ ここで紹介した制御・回路は純正品と異なる可能性があります。すべての環境での動作を保証するものではありません。改造は自己責任でお願いします。
以下、完成図です。
以上のとおり、純正らしい操作感で快調に動作しています。誤動作もなく、使い勝手は良好です。



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