マーチ AUX 増設

前回、マーチのスピーカを修理したところ欲が出て、音楽をFMトランスミッタではなくAUXで接続したくなりました。というわけで、AUX機能を自作で追加することにしました。日産純正デッキの多くにはDIN-8PINコネクタが付いており、AUX接続キットを取り付けられます。純正品は購入せず、自作します。

ネット上の事例を拝見すると、自作時に次のような課題があるようです(純正品では発生しません)。

  1. AUX入力時のオーディオレベルが小さいこと。
  2. 一度AUXモードに入ると他のモードに戻れず、電源強制OFFになることがあること。
  3. AUXモードへ入るための外部スイッチが必要なこと。

どうせ作るならということで、以下の方針で課題を解決しました。

  1. Audio Line Amp を追加してレベルを適正化します。
  2. AVRでデッキの状態を監視・制御します。
  3. デッキの電源ボタンを2回押すとAUXモードに入る仕様にします。

回路図は こちら です。制御は pin1.AUX_ON と pin2.RADIO_ON を使用します(Vl=0V、Vh=12V)。

<AUXモードに入る場合>

  1. PWRボタンを押すと RADIO_ON が Vh→Vl に変化(デッキOFF)。
  2. 再度PWRボタンで RADIO_ON が Vl→Vh に変化。
  3. 上記 2 の変化(Vl→Vh)をトリガにAUXモードへ移行。
  4. AUX_ON=Vh を印加。
  5. RADIO_ON は Vh→Vl に変化。

<AUXモードから他モードへ戻る場合>

  1. AUX_ON中にラジオまたはCDボタンを押すと RADIO_ON が Vl→Vh に変化。
  2. RADIO_ON=Vh の期間中に AUX_ON を Vl に落とします(タイムアウトは未確認)。

プログラムは即席で作成したため荒いですが、main関数のみ置いておきます。また、状態はEEPROMに保存するため、IGN-ON時に前回状態を保持します。常時電源は使用しないのでバッテリー上がりの心配はありません。回路図中のVR100kはセンターでちょうど良い音量でしたので、27dB程度の固定ゲインでも良さそうです(ソース側のボリューム次第)。確認機器は Gorilla と iPod nano 6th です。

※注意※ ここで紹介した制御・回路は純正品と異なる可能性があります。すべての環境での動作を保証するものではありません。改造は自己責任でお願いします。

以下、完成図です。

DINコネクタとACC電源に接続すればOKです。音源はナビに接続しました。
PWRボタン2回押しでAUXに入ります。表示も「AUX」です。ラジオ/CDボタンで各モードへ移行でき、音量感もCD=RADIO=AUXでほぼ同等です。
〈参考〉オシロで制御信号をモニタ(緑:AUX_ON、黄:RADIO_ON、矢印:PWRボタン)

以上のとおり、純正らしい操作感で快調に動作しています。誤動作もなく、使い勝手は良好です。

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