Softbank純正 HTC Desire(初代有機ELモデル)を root化してみました。OSは公式では Android 2.2 (Froyo) までの対応ですが、内蔵ROMが512MBしかなく、ユーザーが使えるのはわずか150MB程度。アプリを数個入れるとすぐに容量不足になるのが課題でした。
そこで今回は、root化 + a2sd+ に挑戦してみました。以下、備忘録です。
環境
- HBOOT-0.93.0001
- RADIO-5.11.05.14
- Android 2.2 Softbank純正
- Windows7 + Android SDK インストール済み
root化
unrevoked を利用しました。クリーンな環境で実施したかったため、一度工場出荷状態に戻し、SDカードもFAT32でフォーマットしてから適用。無事に root化成功しました。
a2sd+ 導入
a2sd+ を導入すると、対応アプリを EXT パーティションにインストールできるようになります。今回は Gparted を利用して SDカードを以下のようにパーティション分割しました。
- 第1領域:FAT32
- 第2領域:EXT3(1024MB)
- Swap:0
アプリは SDカード上に保存されるため、Read/Write スピードが重要です。そこで今回は Class10 の 8GB を新調しました。
メモ
USBデバイスドライバ 追記内容:
; HTC Desire
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USBVID_0BB4&PID_0C87
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USBVID_0BB4&PID_0C87&MI_01
結果と注意点
root化と a2sd+ により、容量不足から解放された Desire が完成。 ただし作業中に一度「起動画面ループ」のプチ文鎮化を経験しました。幸い、root化直後に ROM Manager でバックアップを取っていたため、復旧可能でした。バックアップは必須です。
テストとして Google Earth、Skype、Flash など 60アプリをインストールしましたが、内蔵メモリは 60MB 程度残り、a2sd ストレージは 250MB 程度使用中。純正状態ではすぐに容量不足だったことを考えると、かなり改善されました。
※root化は自己責任です。Softbankの保証は受けられなくなりますのでご注意ください。



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