Nexus6 バッテリー外付け化

バッテリー外付け化?

私はNexus6を車専用のスマホとして使用しています。ストリーミングによる音楽再生やナビ、自作アプリなど、もはや車の中でスマホ利用は必須と言えます。そこで、いちいち普段使いのスマホを繋げることをやめて、車に常設したスマホを使うようになりました。スマホをナビとしても使っているため運転中も見やすいダッシュボードの上に取り付けています。便利なのですが、ご存知のように真夏のダッシュボードは灼熱地獄になるため、いつスマホが壊れてもおかしくない状況になります。正直、使い古しのNexus6を使っているので、壊れても「ま、いいか」程度に考えていましたが、ここまで熱くなるとバッテリーの発火や爆発が心配になってきます。車両火災は流石にまずいので、せめてバッテリーは涼しい日陰に置いておこうというのが今回のモチベーションになります。

Nexus6 バッテリー外付け化

そもそも、使用しているNexus6のバッテリーは既にお亡くなり状態で、Full充電でも1時間程度しか動作しなかったり、CPUに負荷がかかると突然シャットダウンするなど、もはやバッテリーとして機能していな状況でした。そこで、画面割れでほぼ使わずにお亡くなりになっていたZenfone2のバッテリーを移植することにしました。容量アップになるかと少しだけ期待しましたが、両方とも3000mAhのバッテリーのようで、まったく変わらないですね。車載スマホとしては、運転中は常時充電なので純正状態まで戻ってくれれば全く問題はないですね。

Nexus6 分解

裏面の蓋を外していきます。蓋と筐体のクリアランスが一番広かった上側にマイナスドライバを突っ込んでここを起点に分解していきます。

マイナスドライバで少し隙間を拡大したらすかさず治具を突っ込み全体的に外していきます。

いきなり蓋が外れた写真になりますが、写真の通り、両面テープでしっかりと固定されておりました。取り外しの際、内部部品が蓋側の両面テープに引っ張られますので、隙間から両面テープを確実に剥離しながら作業を進める必要がありました。フレキシブルケーブルなども断線しないように注意が必要です。

内部パネルを外すためには特殊ドライバが必要になります。一応、適合品を持ってはいたのですが、安物のためか、しっかりハマらないので、結局小さなマイナスドライバの方が使いやすいという事態になりました・・。回せればOKです。というかネジの数が多くないですか??

Nexus6 バッテリー外付け化 改造

ネジが多すぎて面倒臭いので・・、まずはバッテリー外付け化の動作確認を実施するため、バッテリーのコネクタを外してUEWでアクセスします。コネクタ周りをニッパで引きちぎったので汚いですが、後でパーツを外した際にでもヤスリがけが必要ですね・・・。一般的なバッテリには、GND,VDD,T(サーミスタ)の3端子があるので、3端子を引き出します。今回、T端子は外部には取り出さずに、ダミー抵抗を取り付けるだけにしました。Nexus6のサーミスタの抵抗値は常温で37kohm程度だったので、手持ちの36kohm抵抗をT-GND間に接続しておきます(写真下部カプトンテープ内)。温度センサは使わないことになりますが、電池は外部の涼しい場所に設置するので今回はこれでよしとします。

いきなり繋げて実験している写真になりますが、特に問題なく充放電が行われていることを確認しました。また、当然ですがバッテリーの持ちがものすごく改善しています。しばらく充放電のサイクルを試してから次回は車に搭載する準備を進めたいと思います。

リチウムイオンバッテリーは使い方を間違うと発火爆発を起こす非常に危険なバッテリーです。この記事の内容は実験的な内容になりますので、同様の改造を行う場合は自己責任にてお願いいたします。

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