オムロン電動歯ブラシ 電池交換

オムロンの電動歯ブラシ HT-B456 を3年くらい使っているのだが,
ここ最近,電池が相当ヘタってしまった模様。
1日きっちり充電しても5分も持たずに停止してしまう。
この製品は,強さが三段階に変えられるモデルだが,
購入当初は弱で丁度エェ感じだったのが,
ここ1年くらいは強にしてもギリOKなレベルであった。
つまり,確実に電池はヘタってきていた。
ちなみに,この歯ブラシの前もオムロンを使用していたが,
同様に電池がヘタって買い替える羽目に・・・。
ネット上でも有名な話ではあるがオムロンの電動歯ブラシは電池が弱い模様。
まぁ 3000円くらいで購入できる歯ブラシなので
3年くらいで買い替えてもらいたいのがメーカの本音だろうが,
ユーザから見れば電池ヘタリくらいで買い替えたくもない。
替えブラシのストックもどうすんのよ? とか。

3度目の正直でオムロンの電池の改善に期待して
電動歯ブラシを買い替えるほどお人よしではないので,
電池交換をすることに。

ネット上を検索すると電池交換をしている先輩方もいるようで,
参考にさせていただくと,
オムロンで採用している電池は 1/2AAA Ni-MH x2で2.4Vを出力するもので,
日本では入手困難らしい。
代替品としてAAAサイズの3.6V Li-Ionを使っている方が大半。

とは言っても電圧は違うわ,電池の種類は違うわで無理やり感は否めない。

まぁ ダメ元でやってみることに。

UltraFire
 公称電圧:3.6V
 公称容量:600mA
 その他:保護回路なし
 値段:450円

容量は500mA品を購入したのに600mA品が届いた・・・。
まぁ増えているからよし。

というわけで作業開始。

ケースから基板を取出し,いきなりのトラブル発生!!

いきなりのトラブル。

充電用コイルの配線がぶちっと切れてしまった。
ネット情報によると,このコイルは歯ブラシ側にくっついており
外ブタのみが外れるはずだったのだが,自分の歯ブラシは
コイルが外ブタにボンドで固定されており,一度分解すると
配線が切れる仕組みになっていた。
そういえば説明書の”破棄するときのお願い”のページに
「分解した場合は修復不可能です。」
の文字が・・・。

不可能じゃないけど・・・ めんどくさいのは確実。

これはこれで置いておいて。次へ。

購入した電池にケーブルをはんだ付け。
端子をヤスリで削ってできるだけ短時間ではんだ付け。

電池をはんだ付けする前に充電回路の状態確認。

2.4V Ni-MH用の充電回路で保護回路無しのLi-ionを充電することに
若干の恐怖を覚えていたので,充電回路の素性を確認しておくことに。
電池を取り付ける前に測定してみたところ,以下のような状況。

解放電圧:5.1V
短絡電流:24mA

24mAの電流で充電をしている模様。
この測定では定電流かどうかの判断はできないが,
少なくともImax=24mAであることは分かる。
充電電流設定は元の電池が250mAだから0.1Cくらい。
充電終了電圧で電流を測定するとトリクル充電相当になっていたのかな?

で,この充電器でLi-ionを充電することを考えてみる。
まず,解放電圧が5.1Vもあるので常時充電で使用するのはチト怖い。
元の設計が最終的にトリクル充電となる仕様だとすると
当然Li-ionには適さない充電回路ということに。
充電電流自体は問題なさそうなので,常時充電で使用しないという条件であれば
まぁ 発火することは無いかと。
しばらくは電池の持ちと充電時間の関係を監視してみることに。

どちらにしても,かなりの自己責任が問われる流用技であることを再認識。

電池を交換したところ。

最初にやっちまったコイルを修復。
UEWで延長しコイルの周りをぐるっと一周。
ホットメルトで固定して守備力アップして復活。

次回の取り外しではケーブルが伸びて切れないように工夫。

無事に電池交換が完了し,スイッチをONすると,
購入当初+αの振動が復活!!
もともと強さが3段に切り替えられるので,3.6V化によって強くなりすぎた振動を
丁度良い程度に抑えられるのでGood。

あとはLi-ionの状態を注視しながら安全に使うのみ。
もちろん自己責任で。

追記 2015/01/02 >
修理から2ヶ月。無事に動作している。
2ヶ月間の平均を見ると,
2日間でFull充電。1日30分強の使用時間で1週間くらい持つ模様。

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