ビビリ音、ギシギシ音 対策

車に年季が入ってくると、どうしてもギシギシ音やビビリ音が出てくるものです。メカニカルな部分は少しずつ整備を進めてきており、ゴム部品も総交換済み。メンバー、足回りアーム類、車高調、各種ブッシュ類もフル交換していますが、それでも年々ギシギシ音やビビリ音は大きくなってきました。

「ボディがヤレてきているのか?」とも考えましたが、最近はサーキット走行もしておらず、車高調も柔らかめに仕様変更しているので、大きな負荷がかかっているとは思えません。調べてみると、単純に内装のシール類が痩せたり、樹脂部品から油分が抜けることで音が出ることがあるらしく、結果として体感の剛性感が落ちるとのこと。

内装には全く手を入れていなかったので、思い当たる節がありました。メカニカルなメンテナンスばかりに目がいって、実は内装はノーメンテの19年だったのです…。そこでビビリ音が出ている部分を細かく分解して整備することにしました。特にひどかったのがメータ周りで、ガタガタ道では嫌なビリビリ音が終始鳴り響いていました。

とりあえず分解。
部品を叩きながら、ビビリ音が出ている場所を特定。エアーフローセンサ付近から音が出ていた。
ビスが緩んでいたことが判明。さらにセンサとカバーの隙間をエプトシーラで対策。叩いても音がしなくなった。
メータ自体も防振処理。効果は微妙だが、叩いた時の響き方が変わった。
爪金具がなくなっていた。エプトシーラでクリアランスを埋めて対応。
ビビるメータ枠はレジェトレックスで固め、ほとんど音がしなくなった。

このようにメータ周りを対策したところ、ビビリ音は完璧に改善しました。ただし、音の発生源を特定するのは大変で、実際には部品を外して走行して確認を繰り返しながら辿り着いた感じです。正直、メカニカル部分のメンテナンスより面倒に思いました。

また、ちょっとしたメモですが、内装を押したときにギシギシ音がする部分にシリコンスプレーを塗布すると手軽に改善できることが判明しました。定番の KURE 無溶剤タイプは安価で万能感があります。一本使い切る勢いで吹きまくるのもアリだと思います。

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