ER34 ヘッドライトバッ直化

ヘッドライトの修理についてです。走行中に左のライトがチカチカしていることに気付きました。LEDバルブは先日交換したばかりで、どうやら配線側に問題があるようです。調べてみるとステアリングコラムのコンビネーションスイッチが不具合を起こしているようでした。現状では、たまにチカチカする程度で基本的には通電しています。そこで、故障しかけのコンビネーションスイッチを活かしたまま、バッ直化で復活させることにしました。

私の車は元々ハロゲン仕様なので、リレーを通さずに直接コンビネーションスイッチでバルブを駆動しているようです。この配線だとコンビネーションスイッチそのものに5A程度の電流が流れることになり、20年も使えば接点不良が起きても不思議ではないと感じました。キセノン仕様ではリレーを使っているようですが、コスト削減の影響かもしれません。
配線図を見ると、ハロゲン車でもHiビームON時にLoビームが同時点灯するようにリレーが搭載されています。そこで、このリレーを利用してバッ直化することにしました。配線図のようにダイオード3つとバルブまでの新設配線を追加し、Loビームを常にリレー駆動するようにしました。リレー駆動信号は左右の信号をORすることで、左ライトのコンビネーションスイッチが接触不良でもリレーをONできるようになります。
この配線変更のデメリットは、一つのリレーで左右のライトを制御するため、リレーが故障すると両方のライトが消灯してしまう点です。純正配線では左右が独立しているため、同時に壊れない限り片側は点灯します。いずれ純正キセノンのように左右独立のリレーを追加する予定ですが、今回は手持ち部品で素早く修理することを目的にこの方法を採用しました。今回の配線変更はすべてエンジンルームのリレーボックス内で完結しているので、後からリレーを追加するのも簡単にできると思います。

このヒューズボックス内で配線変更を行います。
リレー配線(参考)

以上の作業により、LoビームをONするとリレーから「カチッ」と音がして無事に点灯するようになりました。

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