mac Catalina でMPLABX+XC8で開発ができない件

mac Catalina でPICの開発ができない・・・。
microchip によると64bit化が間に合っていないらしく、Catalina対応は2020年以降になるとのこと。
普段macをmainに使用している自分としては死活問題。
このためだけにWindowsマシンを持ち出して対応するのは面倒くさすぎる!

強引に動かす方法を色々模索したものの、結局VirtualBox + Linux + MPLABXに落ち着きました。メモを残しておきます。

  • VirtualBoxをインストール

インストール方法は他のページに詳細が書かれているので、割愛。
この組み合わせが快適だったという情報だけを残しておきます。
https://www.virtualbox.org
https://xubuntu.org
xubuntu/64bitを使用し、以下の設定で十分快適。
Base memory : 4GB
Processors : 2
Video Memory : 128MB
Strage : 30GB

ちなみに、通常のubuntuはやはりVirtualBoxには重かった・・。
CentOS系はMPLABXが対応していなそうだったのでパス。
->ハマったところを少しだけ追記。
hostとの共有dirにアクセスできない問題が発生。
原因を探ったところ、/media/sf_xxxxx とマウントされているディレクトリが
vboxsf grとしてマウントされているので、Loginしているユーザに対して
vboxsfをgr追加すればOK。gpasswd -a コマンドで追加し、idで追加されたことを確認する。

  • MPLABXインストール
microchipからMPLABXとXC8をDLし、インストール。
VirtualBoxのUSBリダイレクト機能を使用して、PICKIT3をMPLABに接続し、
PICにアクセスできることを確認します。
ここまでは特に問題なく進むはず。
  • 日本語設定
xubuntuは英語環境としてインストールしている為、
コーディングを始めようとしたところ、日本語が文字化けしていることが判明。
MPLABX、NetBeansの設定を見直したが、直らず。簡単に直ると思ったのに結構ハマる・・。
結局Javaが日本語Fontに対応していなかったことが原因していた。
MPLABXと一緒にインストールされてくるJava環境をあまりいじりたくなかったので、
新規にJavaをDL
例えば以下ディレクトリにインストール。
/usr/java/jre1.8.0_231
fontをインストール
sudo apt install fonts-takao
sudo apt install fonts-ipafont fonts-ipaexfont
sudo apt install ttf-mscorefonts-installer
先ほどインストールしたJavaのDirを見ると
$JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallback
というDirがないはずなので、
mkdir $JAVA_HOME/jre/lib/fonts/fallback
Dirを作成。そこにフォントのシンボリックリンクを配置。
ln -s /usr/share/fonts/truetype/fonts-japanese-gothic.ttf ./
ln -s /usr/share/fonts/truetype/fonts-japanese-mincho.ttf ./
最後にMPLABXで使用するjavaを切り替える。
/opt/microchip/mplabx/v5.30/mplab_platform/etc/mplab_ide.conf
jdkhome=”/usr/java/jre1.8.0_231/”
  • Defで使用するJavaを変更(おまけ)
Defで使用するJavaを上でインストールした1.8.0_231にしたい場合の備忘録も記載しておく。
update-alternatives –config java
で現状のDefを確認し、他と被らないように1.8.0_231のJavaをListに登録。
sudo update-alternatives –install /usr/bin/java java /usr/java/jre1.8.0_231/bin/java 3
登録したJavaに切り替えたいため、以下コマンドをsudoで実行し、選択。
sudo update-alternatives –config java
もういっちょ
.bashrcに以下を追記して完了。
export JAVA_HOME=/usr/java/jre1.8.0_231/
export PATH=${PATH}:/usr/java/jre1.8.0_231/bin
これで、無事に日本語表示もできてmac Catalinaで開発が進められる。
早いところmicrochipさんがCatalinaに正式対応させてくれれば、こんな手間はないんだけど・・・。

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